社会福祉法人アイリス学園 児童養護施設アイリス学園

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2024.02.12

ボランティア受け入れ再開しました!

コロナ禍の影響等で休止していましたボランティアの受け入れを再開しました。第1弾として「生活支援・学習ボランティア」として、福島市社会福祉協議会ボランティアセンターのマッチング支援協力を受け、大学生2名が2月10日(土)より活動開始しました。
当日は園長、学習指導員のオリエンテーションの後、今日参加のボランティアのS先生が子どもたちとおやつの時間に顔合わせを行いました。S先生も子どもたちも緊張の面持ちで、園長としては「今日ははじめましてだもんなあ。すぐ勉強しないでも一言でも会話してくれるといいなあ。」なんて思っていた矢先、テキストやドリルを手に中学生が会議室に集まってきました。園長もS先生もうれしい驚きの中、自分の課題、苦手な科目に取り組み、都度S先生に質問していました。問題が解けると「よお~し、やった!」と次の問題に取り組む生徒、「ん~。」と悩みながら善戦している生徒の姿を見ながら、「勉強は答えを出すのも大事だけど、こうして試行錯誤しながら頭をフル回転させて取り組む姿勢が一番大事だ。」と考えていました。“やれば伸びる!”この努力の答えはそう遠くない未来に自ずと見えてくるはずです。時間も気にせず集中して学習に取り組んだ4名の生徒たちですが、学習指導員から「もうすぐ、ごはんだよ!区切りつけよう」と声がかかっても鉛筆を握る手を止めようとはしません。ふと時計を見ると5時半!。おやつの後からやっているから・・・。なんと2時間も休憩なしで集中して勉強していたのでした。それも自発的にです。私たちはこの主体性を大事に生徒たちと会話をしながら、学力のさらなる向上を目指して、ボランティアの力もお借りしながら継続して取り組んでいきたいと思います。次回からはもう一人のC先生も加わる予定です。このペースで行くとまだまだ先生募集を続けないとと思っています。「千里の道も一歩から。」今日の一歩は間違いなく生徒たちにとっての大事な一歩になりました。TさんとAさん、Hさん、Aさんこれからも今日、S先生に入れてもらった“やる気スイッチ”を継続して行こうね。そして勉強仲間増やして行こうよ。でも、園長としては「今日、一気に勉強して頑張ったので、明日の朝、オーバーヒートで急に熱出したりしないかなあ・・・。」なんて少し心配になりながらも帰路についた一日でした。