社会福祉法人アイリス学園 児童養護施設アイリス学園

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2025.10.21

アイリス学園の応援団のご紹介:プロマジシャン 空先拓海さん

2016年、マジックを始めてわずか3年で岡山出身マジシャン初の自主公演を開催。300名を動員し成功を収めた。2019年、ワンマンでのディナーショーに挑戦し、1,700名入場無料のマジックショーを開催。
自身の経験を元に、学校や施設などでも講師として活躍中。11/4(火)には福島市立吾妻中学校教養講座に登壇予定。コメディー有り、感動ありのステージングは、テーブルマジックから、ステージマジックまで幅広く、多くの人々を魅了し続けている。大掛かりなイリュージョンマジックも、県下№1の評判を得ている。

空先拓海さんは、「物心つく前から虐待を受けていた。家の中だったら包丁を持っていないと落ち着かなくなっていた。」高校時代の空先さんは、非行に走ったこともありました。そして16歳で家出。たどりついた場所は橋の下でした。ホームレス生活は半年ほど続きました。空先さん「僕の親友ががんで入院したんですね。励まそうと思って手品をしたんですけど、素人がやるので全部ばれた。頑張って練習しているうちにマジックにはまって・・・」これをきっかけにマジシャンの道を空先さんは歩むことになりました。(フリーアナウンサー 大和田新さんからのご紹介より)

空先さんはアイリス学園に来園してくださり、ご自身の経験も含めて力になりたいとお申し出いただきました。園長である僕の力なんてほんとにちっぽけなもの。こども達はもちろん、いつもこども達に愛情を注ぎこんで一緒に笑い、泣き、生活を共にしてくれている若い先生方の応援団にぜひなってくださいとお願いしました。ご多忙の中でも連絡を取りながら、空先さんは「僕は以前、あまり印象に残らないかなあ。どうしたら子どもたちやお客様の記憶に残る存在になれるか?と考えた1つのアイディアがこの青い髪なんです。」とお話しくださいました。「確かに、こどもたちが空先さんというより“青いお兄さん”と言っているなあ」と思い出しました。よりこどもにマジックを見るお客様に親しみのある存在になりたいと思っている空先さんの心配りには感激いたしました。過日はアイリス学園のこども達の余暇活動に役立ててくださいと貴重な公演料をご寄付いただきました。今回の空先さんとアイリス学園との絆は今後とも深めて、“青いお兄さん”にはこども達の憧れの存在でいていただきたいと思っています。(園長 青木)