2025.10.30

最近一番感激したこと・・・。

少し前になりますが、退園生が訪ねてきてくれました。「就職決まったよ。」という報告を受けて、「良かったね。」と一言返すのが精いっぱい。こんな時はどうやってもっと喜びを伝えようと思っていると、「もう、せっかく報告にきたのに、もっと大喜びしてくれると思ったのにリアクション薄すぎ～」と突っ込まれてしまいました。「そういえば自分の家でも妻や家族から同じこと言われているなあ。俺こういうとこダメなんだよなあ」と反省しきり。先生方とは手をとり喜んだり、就職先のことや今後の予定を聞いたり、どんどん盛り上がっているのに本当に申し訳ない想いでいっぱいでした。でも、帰りを見送った後、在園時の色々なエピソードが頭に浮かんできました。「色々細かいことばっかりうるさいことばかり言っていたね。」「夜、何回も口ゲンカして、それから口きいてくれないときがあったね。」「退園の時も、“おめでとう。行ってらっしゃい”も言えずに送り出しちゃったね」
でもその退園生が今日訪ねてきてくれた。嬉しくて嬉しくて、自宅に帰る車の中で「ありがとう。ありがとう。」とお礼を言いながら涙が流れました。後日、メールしたら「頑張る！」って返事がきました。退園してもみんなとの絆を永遠だと思っています。たまには連絡よこして顔見せてくださいね。でも、今、入所している児童、生徒との面会は自由にできない事情があるので許してくださいね。事前の訪問日時と学園の職員の先生方のスケジュールが合えばお話しできる時間をつくらせていただきますので、決まり事は相変わらず多いけどよろしくお願いします。アイリス学園は退園されたみなさんの“実家”とまでは言わないけど、日常生活の中でちょっと一息つきたくなった時に、立ち寄れる“灯台の下にある港”みたいな存在でいれたらいいなあなんて思っています。